すべての人が知っておくべきWordPressの仕組み【ブロガー / Web担】(LAMP サーバ)

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WordPressを使う際に、Linuxのこと、そもそもどういう動きなのかを知らないのはキケンです。

「いろいろなプラグインをよくわからないけど使って、なんかよくわからないけど動いているからそれでいいと思っている。」

と、こうなるとせっかくのいいシステム(WordPress)が可愛そうです(;_;)

そこで、

エンジニアではない人は特に、身近なWordPressの技術的な部分について知っておきましょう!

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Linux

みなさんが利用しているWebシステムの多くはLinuxというOSがブレーンになっています。

Linuxは、オープンソースといい、大本のソースコード(Linux カーネルという)が公開されているOS(オペレーティングシステム)です。

OSとは、Wikipediaによると以下です。

オペレーティングシステム(英: Operating System、略称:OS、オーエス)とは、コンピュータのオペレーション(操作・運用・運転)を司るシステムソフトウェアである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

つまり、いろんな指示出しをしたりする役割のシステムのことです。

普通OSというと、WindowsやMacOS、Androidが有名ですが、Linuxは行っている仕事としては同じです。

その中で、WordPressなどのよく使われるCMSで利用されているのが、CentOS(セントオーエス)です。現在はCentOS7が主流です。

LAMP環境とは

WordPressの話を続けると、

多くはLAMPという環境で動いています。

これは、WordPressを形作っている構成要素の頭文字をとったもので、

  • L:Linux(OS)
  • A:Apache(Webサーバ)
  • M:MySQL(データベース)
  • P:PHP(プログラム言語)

の構成です。

WordPressはこういった要素を使って動いています。

Linuxであれば、その中のCentOSやUbuntuが有名ですし、WebサーバだとApacheだけではなくnginx(エンジンエックス)というより高速に動くWebサーバも使われます。

データベースもMySQLの他にほぼ同じMariaDB(マリアディービー)というものも使われています。

※ここは歴史的経緯があります、、、

PHPもその中で大きくバージョンアップを行っており、現在はPHP7.3.x というバージョンが最新です。(xの部分はセキュリティの修正などが入りアップデートがされたら数字が増えていきます)

数年前まではPHP5.6というバージョンが多かったのですが、現在はパフォーマンスも圧倒的に優れ、使わない理由がないためPHP7系が主流となっています。

(お使いのサーバがPHPの5.6やそれ以下であれば乗り換えたほうが今後のためです。セキュリティサポートも終了していますので。)

この環境のサーバを使ってブログやメディアやコーポレートサイトで使われているWordPressは動いているわけです。

では、動いているというのをより具体的に説明していきます。

システムの大前提

あらゆるシステムの大前提は、I/Oです。

I/Oとは、インプットとアウトプットのことを言います。

つまりデータがどうやってどこから入ってどうやってどこから出ていくのかということです。

そしてそのインプットとアウトプットの間で様々なプログラムによってデータが整形されたり書き換えられたりするわけです。

WebシステムのI/Oの仕組み

Webシステムは登場人物が大きく分けて2つ。

  1. クライアント(私達)
  2. サーバ(利用するサービスが動くサーバ)

クライアントは私達のことです。普段PCやスマホでサイトにアクセスしている側です。

そしてサーバはそのアクセスが送られて(インプット)、アクセス要求に沿ったものを作って、クライアントに戻す(アウトプット)重要な機械です。

図解するとこんな感じです。

昔は、データセンターに大きい四角い機械みたいなのがたくさんあるというイメージでしたが、最近ではクラウドサーバが主流になっているため誰でもいつでもPCがあればサーバを作ることができます。

有名なクラウドサーバは、AWS、Microsoft Azure、GCPです。

クラウドサーバを使うのは企業のサイトやアクセスが多いサイトが多いです。これは、クラウドサーバだと専用でサーバ環境を使うことができるので独自のセキュリティ対策や負荷対策などを行うことができるためです。
ただし、従量課金のことが多いのでアクセスが少ないうちは月々の金額も安く抑えることができますが、急にアクセスが増えたり通信量が増えたりするととたんに金額がガツっと上がってしまったりします。

WordPressが動く仕組み

さて、WordPressがどこでなにをしているのかについては、下の図のとおりです。

私達のアクセス(リクエスト)に対して適切なデータをデータベースから取得し、適切な形に作り変えてそれをレスポンスとして返してくれます。

この挙動が全世界で1秒に恐ろしい数行われているということを考えるとすごいですよね。

自分が使っているサーバの中でもこれが行われ、ユーザーに適切なページを返してくれているのです。

ここまでわかると、自分のWordPressの見方が変わってきます。

より身近に感じてきたのではないでしょうか。

プラグインやテーマなど人が作ったものを色々使うのも大事ですが、それにしてもどれが自分にとっていいのかを知るには判断基準となる知識が必要です。

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