【その後の世界最強の商人の哲学】ビジネス成功のための3つの味方(レビュー)

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世界最強の商人2 Business
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私は毎日、3つの強力な味方を連れて世界に繰り出してゆく。

・自信
・誇り
・情熱

である。

松岡修造感出ているかもしれませんが、皆さんはどう思いますか?

世界最強の商人と言われた人の言葉です。

今回は、オグ・マンディーノの『その後の世界最強の商人』を紐解いていきます。

TomoOne
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今回取り上げる本の第1冊目である、

世界最強の商人

についての記事も書いていますので、こちらもぜひご覧ください。

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オグ・マンディーノの『その後の世界最強の商人』

まずは、書籍の概要から説明します。

その後の世界最強の商人について

『その後の世界最強の商人』は、1968年

に発表され世界的に大ヒットした『世界最強の商人』の続編として、20年の月日を越えて出版されました。

出版は1988年で、 “The Greatest Salesman in the world, Part2” というタイトルで世に出て、またしても世界的に大ヒットしたものです。

日本語では、2014年に角川文庫から出版されたもので読むことができます。

Amazonだと、文庫が600円ちょいでkindle版が少し安いくらい(今日見たら、kindle版がなかった、、、)です。

その後の世界最強の商人のあらすじ

物語のイメージをしやすいようにあらすじを書いていきます。

時は2,000年以上前、イエス・キリストが生まれ、その生涯を閉じたころの中東のお話です。

当時、世界最強の商人と呼ばれていた「ハフィッド」が主人公です。

ハフィッドは、自分を世界最強の商人にしてくれた秘密の巻物を、イエスの教えを伝えて歩くパウロという人物に受け継いだあと、隠遁生活を送っていました。(このあたりは『世界最強の商人のあらすじ』を御覧ください)

10年以上経ったある日、先に亡くした妻の夢を見た日に面会を申し出てきた人物に「ハフィッドの今までの経験や知恵を多くの人に広めるために講演をしていかないか」という誘いをされます。

ハフィッドは運命を感じ、旅をしながら講演をして回ることになります。

講演の旅の中では、旧友にあって久しぶりに親交を深めたり、聖母マリアに会い、イエス誕生の際にハフィッドが売り物のローブを渡したことを話たりなどをしていきます。

一方、ハフィッドから巻物を受け取ったパウロは宣教の旅の中でローマ帝国の暴君ネロに捉えられてしまいます。

ハフィッドはそれを知り、監獄に会いに行きます。

パウロはハフィッドに、巻物についての感謝を伝えますが、巻物は旅の途中で船が遭難した際に海に消えてしまったことを伝えます。

落胆するハフィッドですが、パウロの最後のお願いもあり、

ハフィッドは講演の内容をもっと多くの人に知ってもらいたいと、巻物の形で自分の手で残すことに決めました。

少し長くなりましたが、Part2なので、まずは『世界最強の商人』を読んだあとにこのあらすじを読むとすごくよく分かるはずです。

テーマとしては『世界最強の商人』と同じようにビジネスの成功法則が書いてあります。

ボリュームとしては前巻よりも少し多いかなくらいで、サラッと読める感じです。

構成もほぼ同じで、前編はハフィッドたちの物語が展開され、後半では巻物の内容が書かれています。

巻物の学びとしては第1の誓いから第9の誓い、そして最後の誓いまであります。

今回は、その中から、ビジネス成功のための3つの味方にフォーカスを当ててみます。

ハフィッドの記した巻物

第1の誓い:自己憐憫、自己卑下をしない

3つの味方に辿り着く前には、通っておくべきマイルストーンがあります。

まずは第1の誓いです。

TomoOne
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自己憐憫は、

自分を哀れんで可愛そうに思うことです。

「なんてあたし、可愛そうなんだろう・・・」

みたいな感じです。

 

他責思考の方に多そうですね。。。

TomoOne
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自己卑下は、

自分を劣ったものだと思ってしまうことです。

 

人と比べて自分を評価してしまう人に多そうですね。。。

(人と比べれば自分が劣っている部分が見えやすいので、本当は比べる必要がないとこの本でも言っています。)

この世界にいる3種類の人間

ハフィッドは、この世界の人間を3種類に分けました。

第1の人:
自分自身の経験から学ぶ、賢い人間

第2の人:
他人の経験から学ぶ、幸福な人間

第3の人:
自分の経験からも他人の経験からも学ばない、愚かな人間

愚か者ではないのであれば、自己憐憫と自己卑下を追放していこうと言っています。

もちろん経験だけから学ぶだけではだめですが、

ステータス:自己憐憫や自己卑下

では何も前に進めないですよね。

失敗はある意味で成功への高速道路

これもお気に入りの言葉で記憶に残りました。

私達は間違いを犯すことによって正しいものを真剣に探求するようになり、新しい経験は必ずなにかの間違いを教え、その後、私達は注意深くそれを避けるようになるからだ。

よく言われることですが、失敗を恐れず失敗から学ぶことが成功への近道ということになります。

第2の誓い:毎日の目標を持つ

この見出しだと何も面白くないので、第2の誓いで取り上げている「自己評価」についての部分が面白いです。

自分が自分につける値札

今、私は偉大な事実を知っている。唯一確かな値札は私達が自分につける値札だ。

皆さんは、自分の値札をどうつけていますか?

自信のある人であれば、かなりいい値札をつけていると思いますが、

「まだ自分に力がない」と思っている人、奥ゆかしき人はかなり自分を下げてしまった値札をつけているのではないでしょうか?

しかし、ハフィッドはこうも言っています。

自分にあまりにも低い価格をつければ、世間もそれに同意する。

自分に最上級の値段をつけたとしても、世間はその評価を喜んで受け入れるだろう。

どうでしょう?

なぜか納得してしまいますよね。

結局僕が思ったのは、

人は他人に対してほとんど興味がないので、

その人がその人につけた値札がどうであれ

「そうなんだ」

で済んでしまうということです。

悩んでいるのが馬鹿らしくなってきますよね。

第3の誓い:熱く燃えて生きる

さて、お待たせいたしました。

私は毎日、3つの強力な味方を連れて世界に繰り出してゆく。

自信、誇り、情熱

である。

この3つの仲間が、みなさんのパーティーにいるかを

自分のメニューウィンドウを開いて確認してみましょう。

書籍では、自信に関してはあまり取り上げられていないのですが、

情熱に関してはかなり(それこそ熱く)書いてあります。

その前に「誇り」についてです。

誇りは最高の力を引き出す

誇りは、

自分の最高の力を出すように要求する。

誇り・プライドは生きる上で邪魔のような風潮が一部ではありますが、

僕は誇りのない人には仕事は任せたくないですし、一緒に仕事をしたいとも思いません。

誇りは自分の最高のパフォーマンスを手に入れる重要なギアの1つと思っています。

(もちろん変なプライドは無いほうがいいです)

一点突破の情熱

歴史上のすべての行動は、情熱の勝利と言える。

情熱なしには偉大なことは成し遂げられない。

どんな難しい挑戦や仕事に対しても、情熱は新しい意味を与えるから、奇蹟を達成できるのだ。

もし、自分の夢を成し遂げたいと思ったら情熱がないとまず厳しいという部分です。

これは分かりやすいですよね。厳しい状況、逆境に陥った際に自分を奮い立たせるものは情熱にほかなりません。

熱中」というのも情熱に近い意味ですので何かに熱中するというのは必須です。

幻冬舎見城さんの「熱狂」は、狂うほどに情熱を傾けよという意味でこれも同じ事を言っています。

長くなるので別の投稿にしますが、この本の別の誓い部分ではこういった記述があります。

百合のようにいつも風に吹かれてあらゆる方向にたなびいていると、何一つやり遂げはしないだろう。

一時に1つのことに意識を集中させる人が、この世界を進歩させてゆく。

1つのことに情熱を注ぎ、1つのことを集中して行う人こそが偉大なことを成し遂げられる。自分でもしっかり覚えておきたい部分です。

そして、情熱を習慣にしていきましょう。

これができたら、ものすごく強くないですか?

情熱を持ち続けることを習慣にしようと思う。

情熱は対象が何であれ、今の瞬間に行っていることに対する愛のことだ。

肉体と心に新たな活力を与えてくれる。

すべてのことに対する情熱は、一生懸命に働くことによって習慣になる。

まとめ:一点突破の情熱

TomoOne
TomoOne

情熱が止まらない!

今回一番伝えたいところは、本を読んでほしいというのもありますが、

一点突破の情熱を習慣にさせる

ここに尽きると思います。

本書はまだ伝えたいことがありますので次の記事でもう1つテーマを置いて書いていきますね。

今日の本

その後の世界最強の商人

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世界最強の商人

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