こんにちは!ともわん(@TomoOne4)です。
グレイトフル・デッドはご存知でしょうか。
そうです。プロシュート兄貴が使っているスタンドですよね。
はい、違います。
と思った方は、ジョジョの奇妙な冒険をご覧ください(笑)
さて、本題に戻ります。(^^)
グレイトフル・デッドとは、アメリカの伝説的ロックバンドです。1965年から活動を開始している、かなり古いバンドです。
YouTubeにライブ映像がありますのでぜひ見てみてください。
さて、そんなグレイトフル・デッドですが、
現代のマーケティングにおいて、非常に大きな示唆を与えてくれているのです。
1.消費者をエヴァンジェリストにする
なんと今より何十年も前から、ファンをエヴァンジェリスト(伝道師)にして広げていくということをしていました。
ライブの際に、「テーパー・セクション」をという場所設けて、ライブを録音することを認めたのです。
これによって、録音テープを交換し合うファンの巨大なネットワークが確立され、ファンを増やしました。
【ここから分かること】
今は、自社のソリューションを使ってもらうために、自社セールスだけでなくある程度ツールが使える無償版を提供し、更にユーザーグループのようなユーザーが自発的に交流していく場所を提供している企業も増えてきました。
結局大きく、拡大するためには、ファン(ユーザー)からファン(ユーザー)へのおすすめが有効だということがわかります。
2.消費者に直接販売する
次は、消費者に直接販売するということです。
これは、中間業者を省くということです。
当然、中間業者がいると、自社でのコントロールが弱まりますし、金額もコントールが難しくなります。
となると、こういうことが起こります。
これでは、
せっかく熱心な、エヴァンジェリストでもあるファンの満足度がかなり下がりますし、「特別感」が出ませんよね。
そこで、グレイトフル・デッドではまず、当時としては斬新な「会報」を始めました。
そして、自前のチケット販売所を作って、最も良い席を熱心なファンに提供することを行いました。
【ここから分かること】
熱心なファンに対しての「特別感」をいかに出していくか。
当然好きのレベルは人それぞれで、
・めっちゃ好き、人に宣伝したいレベル
・まぁ、好き
・普通、好きでも嫌いでもない
・そこまで好きではない
・自分は嫌いだなぁ
こんな感じでいくつものレベル感があります。
このレベル感の人達みんなに、同じコミュニケーションをしていたらだめです。
チケットを直接販売したように、自分たちである程度のコントロールができること、その仕組を作ることが重要です。
3.たくさんの熱心なファンを作る
最後に、たくさんの熱心なファンを作ることです。
これは、グレイトフル・デッドが、バンドとしてではなく、ファンのコミュニティが「グレイトフル・デッド体験とは何なのか?」を決めたことからわかります。
提供側の一方的な押しつけではなく、ファンのコミュニティが価値を定義づけるということです。
書籍のポイントの一部を抜粋します。
配慮と敬意を持って、顧客や消費者に接することこそ、情熱的なファン層を築く秘訣
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
それは、与えることです。
具体的には、以下のようなことです。
・自社製品ではなく、自分の業界について、読んだ人が知り合いに教えたくなるような分析記事を書く、週に1回面白いブログ記事を書く
・業界の人々が喜ぶような興味深い話について世論調査をして情報を集め、面白いレポートを作る
・自分の業界がこれから10年でどのように進化するのかを語る面白いビデオをYouTubeにのせる
これにSNSシェアを活用して、バイラル的に広げていくことができれば、熱心なファンが増えていくことになります。
最後に:グレイトフル・デッドでマーケティングを学ぼう
いかがでしたでしょうか?
伝説的ロックバンドからマーケティングを学ぶという一見「ぶっ飛び」な本だと思っていたものが、
かなり本質的なところで、実践的に
感じられたのではないでしょうか。
最後にポイントをもう1度お伝えします。
興味が出てきた人は、ぜひ本を読んでみてください!