「文章力を高める」という自分への最大の投資(20歳の自分に受けさせたい文章講義)

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文章を書くという力は、将来に対する最大級の投資

文章を書く力があると、人の心を動かしそれによってお金や信頼を得ることができます。

最強です。

しかも、文章は独り歩きするのでレバレッジも大きく効きます。

ブログで稼いでいくというもの重要ですが、

その超重要な要素として文章を書く力を鍛えて行きたいところです。

文章を書くという力は、将来に対する最大級の投資

これは、古賀史健さんという『嫌われる勇気』を書いた方が『20歳の自分に受けさせたい文章講義』という書籍で書いている内容です。

古賀史健|note
ライター。バトンズ代表。最新刊『さみしい夜にはペンを持て』。その他『取材・執筆・推敲』『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』『20歳の自分に受けさせたい文章講義』など。週日更新しています。

この本は実は、ブロガー?のマナブさんも紹介している一冊です。

今回は、

最大の投資である文章を書く力のつけ方を取り上げます。

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文章は書くのではなく、気持ちを「翻訳」せよ

まず文章とは、

頭の中で「ぐるぐる」しているものを他人に伝わるように言葉で翻訳したもの

であり、

文章がうまく書けない、、、と言っている人はその「翻訳」がうまくできていないということなのです。

僕も

「あー、上手く書けないいい。。。」

と思っている時は、思考が止まってしまっていたり、考えていることがぐるぐるしているのですがそれを文章に上手くできずに集中力が切れてしまうことが多いです。。

それでは、どうやって翻訳をしていったらいいのでしょうか?

まとめるとこの3要素です。

【文章に重要な要素】
・リズム
・読者の椅子に座る
・構成で面白くする

文章はリズムだ

リズムのいい文章は読んでいて気持ちがいいです。

このリズムというのは、文章の「論理展開」によって決まっています。

論理がスッキリきれいに流れていると読んでいて気持ちがいいですよね。

以前、文章の書き方系の記事で書いたのですが、いちばん重要なのは、

自分の意見

です。

そこで、

自分の意見を正しく、論理的に伝えることこそが重要

ということになります。

視覚的リズム

リズムを作るためには、視覚的リズムを意識する必要があります。

例えば、句読点の打ち方や改行のタイミングなどです。

古賀さんは書籍でこのように書いています。

【視覚的リズム】
1. 句読点の打ち方
・1行の間に必ず句読点を1つ入れる。

2. 改行のタイミング
・最大5行あたりを目処に改行する。

3. 漢字とひらがなのバランス
・ひらがな(白)の中に、漢字(黒)を置く。
・文章において明らかに引き立てるべきは漢字

句読点で、「文字間 = 縦」の圧迫感を解消し、改行で「行間 = 横」の圧迫感を解消する。
そして漢字とひらがなのバランスを整える。
→字面そのものが持っている圧迫感を解消できる。

自分の文章を俯瞰したときに視覚的にリズムが良いか、

確認してみましょう。

聴覚的リズム

音読をしてみると聴覚的にリズムが分かってきます。

人は、文章を読むときに心の中で音読していますよね。

そのため、実際に声に出して音読をしてみてリズムのいい文章というのは、

すなわち良い文章ということになります。

読点位置の確認や言葉の重複に気をつけながら読んでいくことでリズムを整えていきます。

断定でリズムを作る

断定(言い切り)をすると、文章がピシャリと締まります。

リズムにとってもこのアクセントはとても重要です。

ぐじゃぐじゃとあれやこれやを曖昧に書いていると間延びしますし何より読んでいてイライラしてきますよね。

ただ、断定をするとそれだけリスクが付いてきます。

その「断定のリスク」を乗り越えるためには、断定する箇所の前後1〜2行をしっかりとした論理で固める必要があります。

文章の面白さを構成から考える

文章も作品である以上、映画やテレビと同じところがあります。

自分の文章に「構成」で面白くさせるという観点を入れましょう。

YouTubeの動画の原稿を作るのに近いかもしれません。

1. 導入(= 序論)・・・客観のカメラ
→客観的な状況説明

2. 本編(= 本論)・・・主観のカメラ
→序論に対する自分の意見・仮説

3. 結末(= 結論)・・・客観のカメラ
→客観的視点からのまとめ

こういう視点でみると、導入部分は、「予告編」ということができます。

導入は「予告編」

「予告編」を見て、消費者は作品を見に行くのかやめるのかを判断するわけです。

映画が一番わかりやすいですが、皆さんはどういう予告編だとお金と時間を使っても映画を見に行きたいと思いますか?

予告編のパターンは大きく3つあります。

例として、架空の文章を作ってみました。

1. インパクト優先型
→ 冒頭に読者が「おっ?」と興味を引く強めの結論を最初に持ってくる
世間の20代のトレンドは、エリマキトカゲである。ここ数年のペットブームで犬や猫を一人暮らしでも飼う人が増えている。しかし犬や猫は一人暮らしで飼うにはハードルが高いと感じる人も多かった。そんな中、最近は20代女性を中心に飼育に手間のかからないエリマキトカゲをペットにすることがブームになってきている。」

2. 寸止め
→ あえて、見せない。核心部分は観客に想像させる
「2020年の今、犬や猫ではないペットが20代の若者の間でブームになっている。従来ペットは家族や一軒家で暮らす家庭をメインに飼われてきたが、一人暮らし世帯が増えた現在ではペット可のマンションも増え、芸能人もYouTubeなどでペットの動画を投稿するようになってきたために20代一人暮らしの間でもペットが求められるようになってきた。そこでは、犬や猫ではなく手間のかからないペットの需要が増えてきた。

3. Q&A型

一番オーソドックスな形
→ 「2020年の今、犬や猫ではないペットが20代の若者の間でブームになっている。特に、手間がかからないということで、エリマキトカゲがブームになってきている。ではなぜ、若者は犬や猫ではなく、エリマキトカゲを選ぶのだろうか?手間だけの問題で、愛らしい代表の犬や猫をエリマキトカゲにするだろうか?それは、SNS上で影響力があるとある有名人が関係していた。」

このどれを使うかはありますが、予告編という意識を持つといいですよね。

読者の椅子に座って書く

これは、山田ズーニーさんも同じことを言っています。

文章は読者に読んでもらうために書くのですが、古賀さんは、

読者の立場に立つのではなく、読者の「椅子」に座る

ことが大事だと言っています。

例えば、「10年前の自分」の椅子や、「特定のあの人」の椅子に座る

その上で、

説得ではなく、納得をさせることをさせなければなりません。

人間は、「他人事」には興味がなく「自分事」にすることで納得することができます。

そのため、読者に対しては、以下のようなアクションを取ります。

【説得ではなく、納得させるためには】
・仮説を提示
・一緒に検証
・読者と考えていく
・一部自分の文章にツッコミを入れつつ

とすることで読者が自分事のように文章を読んでくれ、納得をしてくれやすくなります。

つまり、コミュニケーションですね。

原稿にハサミを

最後に推敲をします。

推敲とは、「過去の自分との対話」のことです。

・長い文章は短い文章に切り分け、論理性が問題ないかをチェックし、細部に気をかけて映像として思い浮かぶことができるか

・身近な他人、今の自分、明日の自分に読ませることを意識する

こういった観点で推敲をしていくと良い文章になっていくということです。

まとめ:あとはとにかく書くこと

今回参考にした書籍『20歳の自分に受けさせたい文章講義』も非常にわかりやすく人を動かす力があるものでした。

僕自身はなかなかこのレベルまで行くには先が長いですが、

僕の良さや味を出しながらこの書籍の観点を取り入れて、

これからも文章を書いていきたいと思います。

みなさんもブログやコラム、記事、ドキュメントなど様々な文章を書くことが多いはずです。

それぞれの文章の役割は異なりますが、

この文章講義であがっている要素は非常に参考になるものだと思います。

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